スイーツ男子
「あんたさっきから何踊ってんだよ…」
ついつい体が動いちゃった。
はっ!心の声聞こえてないよね?
「ごめん!さっいこいこ!」
廣田くんの自転車の後ろに乗り、駅に向かう!
そして電車に乗り、
赤坂まで20分ぐらいかなー?
きゃ!レアチーズ!
今日は何個食べようかな!。
にゃっ!?
「あんたなんか今日めちゃくちゃ元気だな」
「だめなんかい!」
はっ!つい突っ込んでしまった。
「あ?別にその方がいいけど、
そんなにチーズケーキ好きなんだ」
はっ!バッバれた?
「なっ。何言ってるのですかー!
廣田くんにチーズケーキ喜んでもらえると
いいなぁーって
ドキドキわくわくしてるんですー」
「ふーん。
自分がチーズケーキ食べたいだけだろ?」
はっ!くぅーーー…
…
「それもあります。」
観念…
「ぶっ。あんたって俺以上に
食い意地張ってんな」
あ!また笑うしー!もう!またばかにして!
「食べ物よりも好きなものぐらい
たくさんあります!」
「なんだよ?それ?」
「え?」
えーっと…
うーーーーん。
「ねぇじゃん」
「あるある!ほら、里菜ねえさんとか」
「里菜ねえさんって、呼び方変えたのかよ」
「里菜ちゃんは進化したの!」
「は?」
「神さま仏さまなんだーい!」
はっ。言ってしまった
「は?あいつ死んだのか?」
「殺すなー!ぼけーー」
「…あんただろ殺したのは。」
もうー!分かってないなー!!!
「里菜ねえさんはすっごいって事なの!」
「ハイハイ。そんなムキになんなよ。
ったく訳わかんねぇな」
ふん!里菜ねえさんのこと悪く言うやつは
こーだ!
エイエイ!!
「何すんだよ!」
ぺん!
「おい!ふざけんな!」
はっ!目が…廣田くんの目が怖すぎ…
ぎぁーーーーやー
「ごっごめんなさい!
つい…調子乗りましたー!」