スイーツ男子


「何ジロジロ見てんだよ?あんたの食べるぞ」

毒舌じゃなければ、もっといいんですけど…

「はっ!何を言い出すんですか!
私もたのしみにしてたんですから!」

危ない!この人本気で食べようとするから危険だよ!!はぁ食べられるとこだった!!

ごちそうさまでしたーーー!

「じゃっ行きますか!」

2人でレジに行くと、
財布を取り出す廣田くん。

「ちょっとー!
ここは私がおごるって言ったでしょ!
ほら早く出て!」

「は?いーから」


「だめーーー!お礼させてください!!」


「ここに来れただけで、礼になってっから」


「だめ!」


「じゃあ次は俺がおごる」


「だめ!」


「は?じゃあ払う」

あ、あのー…(店員さん)

「すみません!ほら出てくださいったら!」

店の外に廣田くんのを追い出し、
支払いを済ませ、外に出ると、
怖い顔の廣田くんがいる…

ひぇ!こっ怖い!

「あんたなー。可愛げってもんねぇのかよ」

「可愛げ…そんなもんないです!
私…ほんとうに廣田くんに感謝してるんです。

だから、だから!ちゃんとお礼がしたくて、
だから!
気持ちちゃんと受け取ってください!」


「…っ。たく。はいよ。わかった」
えっ?

ポンポン…

ええええーまた頭ポンポンしてる…

「そのかわり、甘いもん食べる時は、
付き合えよな」

「はい!かしこまりでござんす」

「今敬語になりそうなの誤魔化したろ?」

はっ!!!
バッバれてる!
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