スイーツ男子


ん?廣田くんは財布につけてるのか…

私財布につけられるとこないしな…

携帯ぐらいしかないなー。
ここにつけよっと!

携帯のストラップ代わりにつけてみた!

うん。なかなかかわいー!

「ありがと!これで失くさないよ?」

「…っ!あっあー」
ん?なんか変なことしたかな?
廣田くんの顔が、赤い?

痛っ!

廣田くんが私のほっぺをつねっております。


「いたいれすー!なにするれすかー!」


「あっわり。なんかつまみたくなった」


「つまみたくならないでくらさいー」


「なんか伸びそうだなって」


「痛いれふ!」
うう。ようやく離してくれた…
って痛いし!!

「わりぃ。ほっぺ赤くなった」
え?冷たっ…
私の赤くなったであろうほっぺに
手を当てている…



えっと…ほっぺに手をあてながら、
見つめられてもですね…

呼吸ができません

「あの…恥ずかしいです。」

「あっわりぃ」
ほんとです。




ううう。息できませんでしたよ!!

はぁはぁー!

「次来るときは自分の願い事、お願いしろよ」

…!
どうしてピンポイントに優しいんですか?

お守り見ながら思ったんだ。
お願いしたいことすら思い浮かばない私って
つくづく何にもない女だなって。

何もない私に与えてくれた課題。

次までにお願いしたいこと探しておきます。
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