スイーツ男子


「ぶっ。ぶはは」


ほら笑ってるし…
もうやだ。
私ってほんとバカだ。



「悪りぃ笑ったりして。
ほんとその通りだよな!なんかスッキリした。
ありがとな」

あれ?
廣田くんが笑ってる。

廣田くんが笑ってくれてる。

はっ!!!!
私の頭をなでなでする廣田くんのスマイル…
あまり近くで笑わないでください!!
心臓にキマス…
確実に寿命が縮まりました!


「なあ…エムドのポテト食べたい」

はい??
今いちごたーくさん
たべたばかりなのですけど…



廣田くん…そんな真剣な顔されたら食べれないなんて言えないではないですかー!!!

動揺している私を特に気にすることもなく、
自転車に乗り、
私が後ろに座るのを待っている…

えっと…やはりこの流れは、
エムドに向かうのですかね…

仕方なく、自転車の後ろに座ると、
駅の近くのエムドに向かい
自転車を漕ぎ始める…

エムドに着くと、
私の胃も少し落ち着いてきたのか、
甘いものを食べたらしょっぱいものを
食べたくなる現象が勃発。

お店からポテトのにおいがすると
さらに気持ちが高まります。

いーにおい。
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