スイーツ男子
「あっいや、聞いてはないですけど、
あの時の二人の雰囲気見てればわかります。
お似合いですし…」
彼氏彼女以外に二人の関係性なんて思いつかないくらいですよ!!
「そかそかー。なーんだよかったぁー。うんうん。心配しちゃって。彼女いるって知らなくて、湊ちゃん好きになっちゃってたら、かわいそうかなぁー?って思って。
一安心。よかったよかったー。
あっ、でもね、最近隼人、湊ちゃんのこと、すっごく心配してるみたいなの?
大丈夫?なんかあった?」
廣田くんは私のこと、美女さつき様には軽く話してるのかな…。そりゃそうだよね。二人は付き合ってるんだし。
「いや、そんな大丈夫です!!」
「そぉ?隼人あーみえて、優しいじゃない??だから湊ちゃんのことほっとけないみたいなんだけど、でも、湊ちゃん大丈夫ならいいよね??」
「いい??」
「ん?もうさ、隼人と学校以外では会わないでね。」
美女さつき様は、胸の位置まである髪の毛をさらっとかきあげ、美しく整った笑顔で、さらっと、冷たい言葉で言った。
さらっと…
言い慣れてるのかな…。なんて思わせるような、そんな言い方で。