スイーツ男子

下駄箱に行くと、
廣田くんが地べたに座って棒キャンディを
舐めている…って

「…」

ぎやぁーーーーわ
またいたーーーー!!!

こっそり…こっそりと…
廣田くんに気付かれないように…
忍び足ー差し足ー…

とー!!!

「おい!何してんだ?」

びくっ…

バッバレターーー!!

いやだ私に声をかけているわけではない…はず。

周りを見渡しても、私しかいないんですが…


「なにキョロキョロしてんだよ!
あんた以外にいないだろ…」

ですよね…あはは

「えっと…どっどうされましたか??」

「三浦湊を待ってた」

はっはーーい????

「なっなぜ?ですか?」


「足、まだ辛いだろ?送ってく」
なっ何を言い出すんですか?

「私なら平気です。
ちんたら歩いたりするの好きなので」


「またあーだこーだ言ってると、
無理やり連れてくけどいーんだ?」

はっ!無理やりとは…
まさかお姫様だっこのことでありますか?

きょえー
< 31 / 416 >

この作品をシェア

pagetop