スイーツ男子
「あの結局、その…すみません。
自転車に乗せてもらいまして…その。えっと…助かりました」


「なあ。まだ俺怖いか?」

…こんなこと言わせてる私って、
廣田くんに大変失礼なことをしているよね。

廣田くんは本当に優しくしてくれてるのに…
私って最低だ!!!

「…えっとその。すみません。全て私のせいで…あの廣田くんは悪くないんです!!!」


「そうじゃなくて、俺のことまだ怖いのか?」

あれ…廣田くんの目を合わせても、
平気だ……

「いまはえっと。怖くないです」

「じゃなんで敬語なんだよ」

「…いいじゃないですか別に!!」


「やなんだけど」

嫌だって言われても…困るんですけど。


「すっすみません…」

「また謝ってるし。
それよりほんとにあんた言わねぇんだな。」

言う??
あっ。スイーツ男子ということですかね??

そんなに嫌なんですか…

でも…もし噂が広まったとしても、
廣田くんを気持ち悪いとかいう方はいないとおもうんですが…

「言わないです。でっでもです!…」

「なんだよ?」

こわっ!なっ睨まれた!
きえーーー

「おい!」

ひぇーーーー!
御免なさいでございます!!

「すっすみません!!」

「また謝るし…それじゃワカンねぇし。
言え!なんだ?」


ううう。。もっと優しい口調にならないもんなんですかね…

もー怖いです…

「べっべつに、甘物がすきだとしても…
えっとその、人気が落ちるとは思わないです」

言ってしまった…

「…べつに人気とかそーゆーのべつにどーでもいいし…。逆にうぜえ」


でっでは、なぜ故そんなに気にされてるのですか???

聞きたいけど…突っ込めないっす!!!




「あんた甘いの好き?」

「割と好きです」

「わかった。じゃあまた明日」

へ???
モーーー調子狂います!
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