スイーツ男子


「もういいわ。あんたに隼人あげる。」

「え。そっそれじゃ意味ないです!」

「もういいって言ってるでしょ?大丈夫よ。もう死ぬとか言ったりしないから。」

強張っていたさつきさんの顔が少しずつ緩み出し、廣田くんの方を見た。

「きっかけを待ってたのかもしれない。
隼人。今までありがとう。もう平気。
一人で頑張るから。」


< 397 / 416 >

この作品をシェア

pagetop