スイーツ男子

「え?どーした急に大きな声出して!」

「え?あっ!さっき映画に出てきた
ゾンビの真似」

なっなに言ってんだ私…
変な子になっちゃうし!

「ブッハハッ!なにしてんだよー
まじ湊おもしろっ」

あっ。真田くんの笑い声のおかげで
廣田くん気がついた!
目があったので、必死に

逃げてーーー!

っとジェスチャー!

「湊!今度はなんだよ!その動き!」
もうはやくーー!!廣田くん!!

ん?
えっ嘘でしょ!
廣田くん首振ってるし…
まっまさか!
私がいなくなれ的な合図してるのですか?


なっなんてやつですか!!
なんて言ってる場合じゃなき!
真田くんにばれちゃうよ…

あーーもう仕方ない!

えい!

真田くんの手を掴み、
とりあえず逆方向に走る!

「湊?どーした?」

「えっとーーとりあえず逃げる!!!」

「逃げる?」

アッ…言ってしまった…。
とりあえずもう少し走らなきゃ。

「湊?」

はぁはぁ。
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