スイーツ男子
今ならまだ、
さっきのパフェ屋さんにいるかもしれない!
間に合ってお願い!!
走って、パフェ屋さんにいってみたけど、
お店の外に並ぶ行列の中にはいない…
もしかして店内かも!!?
こそこそっと店内に侵入し、
キョロキョロと見回すと、
女子達の騒ぎ声が聞こえる。
きゃーカッコいーー!
あっ。いた!
見つけるの簡単…
よし!
廣田くんがいるテーブルの
空いている椅子に腰掛ける。
「注文って…もうしちゃいましたか?」
一瞬だけびっくりとした顔をしたが、
パッといつものクールな廣田くんの顔になる。
「まだ。」
私のことはシカトしないんだ…
…なんか
…
廣田くんのこと怖くなくなったかも。
「よかった!
すみませーーん!!!」
店員さんがテーブルに来てくれたので、
注文をする。
「いちごパフェとー」
「いちごパフェ二つで」
はいーかしこまりましたー。
うわっ。店員さんの目がハートなんですけど…