スイーツ男子


「それに、テストでこんなに頑張ったのって
初めてかもしれないですし、
だから余計に明日の発表は緊張する…」


「じゃあ赤点なかったら土日に
好きなとこ連れてってやるよ。
哀れだしな」

「あっ!哀れ!
なっ!たしかに、たしかに土日は家でグータラしてることが多いですけど?別に好きでやってるんであって、そんな哀れみの目で見ていただかなくて結構ですし、廣田くんに構ってもらわなくても平気ですから!ほっといてください!!」

とっさに言ってしまったよ…
ひぇーー!


「は?」


は?だで返されるとは、
なんとも危険な敵だ!
くーーー!もーーー!

「あーもーべつにいいです!
それに、テスト勉強付き合ってくれたお礼、
私がしないとですから!!
ずっとなにをお礼すればいいか
考えてたんだけど…

廣田くんテスト勉強中甘いもの
食べに行けなかったでしょ?

…だから、
私がだーいすきなチーズケーキ奢ってあげる!すっごい美味しいお店知ってるから!!

あっ廣田くんが良ければだけど!」
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