ナガレダスオンガク
「掘れた!!」
三人は開通した穴から光が射して来ているのを確認した…
「あれぇ…?これじゃあにげられちゃう…」
後ろから黒い煙の塊が迫ってくる…
「早く行って!」
私は激痛に堪えながら三人を穴に突き飛ばした…
「じゃあ…こいつだけは逃がさない…」
私は黒い煙の塊に捕まってしまった…
「詩織ぃぃぃ!」
亮が叫ぶ声が聞こえる…
「私は…大丈夫だから…呪いを…解いて?」
私、亮を無理矢理穴に突き飛ばした
黒い煙の塊はそれを見て、笑っていた…