ナガレダスオンガク

「大丈夫、傷も浅いし、たいしたことはない」


田辺は倒れている詩織を見て、そう言う…


見た目はすごくひどく見えるがたいした怪我ではない


そう聞いた瞬間、俺は安心した


それと同時にギュッと詩織を抱きしめる


よほど怖かっただろう…


だけどまだこれは序の口…


最後には殺されてしまうから…


俺はそう思うと悲しくなってしまう


俺は死んでもいいから、詩織だけは…


そう思う…


俺はずっと詩織を抱きしめていた…

後ろで走と田辺が呆れていたけど


< 132 / 200 >

この作品をシェア

pagetop