ナガレダスオンガク

「あ〜、やっぱりどこだよ」


探し歩いているのに飽きたのか、亮がなんかうるさくなりはじめた


「なんか起きてくれないかなぁ…」


亮が文句を言いながらポツリとつぶやく


その瞬間、走が転んだ…


亮はそれを見て…


「アハハ!お前馬鹿かよ」


なんて言って笑い始めた


けど、走は立ち上がらない


いや、立ち上がれない…


よく見ると…


地面から生えている手が走の足を…


掴んでいたから…



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