ナガレダスオンガク


「や、めろ!」


亮が私の方に走ってくる…


それを千恵が亮の目の前に現れ、おもいっきり腹を蹴飛ばした



「ガッ…ゲホ…ゲホ」



亮は吐血しながら私を見る



まるで「やめろ」と言っているように…



けれど私は決意した


ここでやらないとみんな死ぬ、どうせ死ぬなら私一人で…



私は亮を痛め付けてる千恵に向かって札を向ける



「ノウマク・サンマンダ・バザラダン…」



私の言葉はここで途切れた…


私はおもいっきり頭を殴られたから…



札は手から落ち、それを拾う姿で誰だかわかった…


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