ナガレダスオンガク


「お前は死ななくてもいい…」



札を拾ったのは走だった



なんで…?



「俺が死ぬ」



いやだ!やめて!



そう叫ぶが声は出なかった…



代わりに涙が溢れるばかりに流れていた



いやだ!死なないで!



私の心の叫びは走に届かない



走は千恵に札を向ける



亮はボロボロで目が虚ろだった…



ヒドイ…



私はそう思った…こんなことができるやつなんか親友じゃない!


けど親友の走は死んでほしくない


そう願うが体は動かなかった



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