ナガレダスオンガク
「詩織?」
私は声は出ないけど、ジッと走を見た…
立ち上がりたいけど、立ち上がれない
私はもがくが無理だった
「俺はお前が好きだったよ、じゃあな」
そういって、走は呪文を唱え始めた
「ノウマク・サンマンダ・バザラダン
・センダマカロシャダ
・ソワタヤ・ウンタラタ…カンマン!!」
最後まで発した瞬間走の周りは光始めた…
走はこっちを向いて、話始める
「亮と…幸せにな…俺はずっとお前の中で見守っているよ」
走が言い終わると、千恵が呪文を発したことに気付いた