ナガレダスオンガク
「そんな!いや!やめて」
千恵は走に蹴りかかるが当たらない
「千恵、もうやめよう?」
走は千恵を抱きしめる
「もう寂しくない、一人じゃないから」
そういうと、千恵は安心したように微笑んだ…
「ごめん、ね」
千恵が私に向かってそう言った…
それは紛れも無く、嘘のない言葉だった
やがて、千恵たは光の粒となって、天に昇った
そして…走も…
私は涙が止まらなかった
ずっと空を眺めていた…