ナガレダスオンガク
「て言う話なんだけどさぁ〜」
またくだらないオカルト話を始める男子生徒...
オカルト好きなこの男子は川本 亮 【かわもと りょう】
どうしようもないくらいオカルト好きでいつもくだらないオカルト話を始める...
大半はデマ...
本当によくやるよ...
「それ、絶対嘘でしょ〜」
話を聞いて笑っているのは岡本 千恵 【おかもと ちえ】
明るい性格で男女関係なく人気が高い
ある意味うらやましい性格...
「てかさぁ、亮のオカルト当たったことないじゃん」
「う、それはそれ!今度はほんと!」
「ほんとかぁ〜?」
的確なツッコミをかましているのは相沢 走【あいざわ かける】
顔がかっこいいらしく、女子から人気が高い...の割には彼女を作らない変な人...
「ぜっっったいほんと!な、キッシー?信じるよな??」
誰がキッシーだ!!
私は青木 詩織 【あおき しおり】
地味で大人しいとよく千恵に言われる...
なんかショックだけど、ほんとの事だからしょうがないんだよね〜...
ちなみになぜキッシーと呼ばれているかというと...
青木詩織の【き】と【し】を取ったらしい
「詩織は信じないよね?亮のはデマが多いから...ね」
「だよなぁ〜、そもそも青木はオカルトに興味ないしな」
走...ビンゴなくらい当たってます
私はオカルトにあんまり興味がない
だって空想じゃん?あるわけないからぁ
そう思うね
「キッシー〜信じてよ〜」
はぁ...まったくこの人は...
少々呆れ果てた私はしょうがなく「じゃあ、信じてあげるよ」と小さく呟いた
それを聞いた途端
「ほんと!?ありがとう!!」
はぁ〜、この人の笑顔には敵いませんね
つくづくそう思った...