ナガレダスオンガク
ユメ2
またあの原っぱ…
またあの人…
また聞こえる歌…
顔は詳しく見えないけど、どこか悲しそうな声…
しばらくすると、こちらに気付いたのか女性はこっちを向いた
そして、私の足元を指差す…
恐る恐る私は足元を見る…
足元には…
血まみれの亮が倒れていた…
私は悲鳴を上げたかったが声が出ない
女性はまた私になにか言った
「ねぇ」
その声はとても悲しそうな声だった
「さみしいよ」
…