ナガレダスオンガク

「し…り…!!詩織!!起きてよ…ねぇ…」


気がつくと私はベッドで寝ていて、千恵が隣で泣いていた


「…ん…??」


私はうまく出ない声を必死に出して返事をした


「詩織!?よかったぁ~」

後ろで亮がホッとしたように大きく息を吐いた



その隣で、走や田辺も安心したような表情になっていた



私、結構心配掛けちゃったかな??


そう思ってしまった…



「ご…めん」


やはりうまく声が出ない


私のかすれた声を聞いて、千恵は驚いた表情で私を見る


「別の詩織が悪いんじゃないよ!!あの悪霊が悪いんだから!!」


思いっきり叫ぶ千恵に走が呆れながら



「千恵、ここは病院だ…」


といったので、千恵も気づいたらしくおとなしくなった



私はやはりいい仲間を持ったと思った…


そして…死にたくない…とも…
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