ナガレダスオンガク



女性の声が途切れると教室には沈黙が走っていた…


無理もない…私もなにが起こったのかよく掴みきれてないから…


ひとつわかったことは…





あのオカルト話は本当だったということ…




まさか!?


そんなことがあるはずないじゃん!


私はそう信じたかった…




しかし目の前の現実にはちゃんと音楽は流れていて、亮が音楽の犠牲になろうとしているということ…



「本当、だったね」



千恵がぽつり、とつぶやいた


走はこくりとうなずき、亮を見る




亮は縮こまってガタガタと震えていた…




私はその状況を見ているだけだった



時間は四時十五分を回ったとこだった…
< 7 / 200 >

この作品をシェア

pagetop