ナガレダスオンガク
「ただいま」
家の扉を開き、そうつぶやくが返事は返ってこない
私は一人暮らしだ…
もともと都内に住んでいたわけではなく、学力がよかったからって親が家まで用意して、高校に通わせてくれてるのだ
しかしいつまで経っても一人暮らしにはなれないなぁ…
この家は一人で住むにはちょっとでっかいし
そう思いながらソファに座り、今日の出来事を思い出す…
亮がオカルト話を持ち出して来て…
そして、四時になったらそのオカルト話が本当になる…
いくらなんでもタイミングが良すぎなような気がするなぁ
まるで誰かが入れ知恵したみたいな…
まぁ、明日になったら亮も落ち着いてるだろうし、今日は寝ようかな
そう思い、夕飯も食べずにベッドに潜り込んだ