ナガレダスオンガク
五日目
チッチッチッチ
朝、目覚めると部屋には時計の針の音だけが響いていた
私は最後の雪さんのいう言葉を思い出していた…
---助かるようにがんばって---
という言葉…
もうひとつ雪さんは言っていた…
それは声にはならなかったが私にははっきりわかっていた
--俊明にありがとうと伝えて--
はっきりとそういっていた…
私は今日、原っぱに行く…
洞窟…雪さんを見つけに…