特別課外刑事部 -五人の刑事-
胡桃と康はエントランスに向かった。だけど驚く光景を目の当たりにした。
「「菜々子さん……て…っえ!!」」
エントランスに着くと何とリーダーと秀星くんもいて菜々子さんが二人に色仕掛けをしていた。
菜々子さんは普段見せない人を惑わすような容貌で秀星くんに近寄っている。
リーダーは戸惑ってるし秀星くんは高校生のように何だか楽しんでる。
「これ、どうやって止めますか?」
「やっぱり、攻撃じゃないかな?」
そう言いながら胡桃がビンタした頬を撫でている康くん。
精神攻撃って面倒…。
「ねぇ、おねぇさんと遊びましょうよ~色々と隅から隅まで…」
うわぁ~!!
今までの菜々子さんのイメージが総崩れというか逆ナンしてるよ!?
「おい秀星、菜々子を何とかしろ」
「いや何とかしろって言われましても…いやぁ~菜々子さんって結構Sなんすかねぇ」
馬鹿、阿保、呆れた
もうこんな菜々子さんを男子どもに見せたくはなーい!!!
攻撃すればいいんだよね攻撃。
「胡桃、何をするつもり?」
「康くんはじっとしてて下さい」
胡桃は腰に装備していた拳銃を取り出した。しかしアルカナ用ではない
「すみません、菜々子さん!!」