特別課外刑事部 -五人の刑事-


ふと携帯が鳴っていることに気づいた。ディスプレイ映る名前を見て笑顔がこぼれた。


《もっしもーし久しぶりだね大介、どうしたの?》


《いや、久しぶりに会えないかなって思っただけだよ。高校は違うし胡桃が特別課外刑事部に入ってから会う回数少なくなってるからさ》


《ごめん、忙しくて》


《わかってる。胡桃が特別課外刑事部に入りたがってたのさ知ってた事だったから》


《…大介》


《今日は会えそうにない?》


《今日は特に無いと思うけど号令が入ったら行かないといけない》


《それでもいいよ。レムリアンモールの噴水広場で待ってる》


《はーい》


ポチッと携帯をポケットにしまうと、何だ視線が痛く感じた。


完全にジーッと見られている


秀星なんか思いっきり胡桃を見てるしリーダーはモニターチェックしながだけどチラチラ見ていた。


「へぇ胡桃なんかにも彼氏っていたんだ」


「違うよ秀星くん。幼なじみで高校が違うからなかなか会えない仲なの」


胡桃は待ち受けにしている大介との写真を秀星に見せた。


「ふーん。まぁまぁじゃない?」


「秀星くんよりカッコイイから!それじゃあ行ってきますね。何かあったら直ぐに知らせてくださいねリーダー」


久しぶりに会えるという嬉しい気持ちで、ウッキウキな気分で胡桃は本部を出て大介が待つレムリアンモールに向かった。


…あ、でも大切なものをなくすって占い…一体何を無くすんだろ?


まぁいっか!

レッツゴー!レッツゴー!


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