特別課外刑事部 -五人の刑事-
特別課外刑事部の本部室にて…
「それにしても犯人が若者で、しかもアルカナに同化されてる可能性があるところまでわかっゃうなんて、やっぱりリーダーと康くんと菜々子さんは違いますね」
「おいー!胡桃…オレの名前、忘れてんぞ」
「秀星くんは何もしてないじゃん」
「お前こそ幼なじみとデート帰りで浮き上がってんじゃねーよ!!」
「浮き上がってないもん!それにデートじゃないもん!!」
「んじゃ、そのネコのキーホルダーは何だよ!」
秀星くんは、胡桃が鞄につけている白猫さんのキーホルダーを指差した
「へっへーん一発で取ってもらったんだよ、しかも二個!黒猫さんのキーホルダーは大介が持ってるけど」
お互い普段使う鞄に同じ種類のキーホルダーをつけるなんてカップルがすることのように思えるけど、あえて気にしないでおこう。
まぁ、私と大介は高校が違うしお互い遠い高校に通っているから問題無し!!
あ、でもいいのかな?大介には好きな人がいるのに…。
大介から彼女が出来たと言われたらつけるのをやめよう。
「康さん、胡桃の頭の上にお花畑があるような気がします」
秀星は呆れた表情で胡桃を見ていたけどそんなこと気にしなーい気にしなーいと無視していた。
「よっぽど大切な幼なじみなんだな。胡桃にとってその人は」
「そりゃ幼稚園からの幼なじみですから大切…です…よ……」