特別課外刑事部 -五人の刑事-
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「はぁ、やっと退院できた。これで学校も行けるし仕事にも復帰…って、あれ?」
今日は学校も無く朝から本部に出勤しようとしたら署の前にマスコミ関係者がたくさんがいた
一体どういうこと?警察が何かやらかしたの?でもそんなニュース一度も目にしてもないし耳にしてもない。
「っあ、来たぞ!!」
マスコミのとある人が胡桃に気づき、たくさんのレポーターやカメラマンが胡桃に押し寄せてきた。
「胡桃さん退院おめでとうございます」
「アルカナとの戦いはどうでしたか?」
「特別課外刑事部の刑事として死傷者を出さなかった率直な気持ちを…」
突然押し寄せてきたマスコミに胡桃は吃驚したあげく、どう対応したらいいかわからなかった。
上の人から何も指示されてないから勝手に答えるわけにもいかない。
「すみません、仕事があるんで!!」
私は全力疾走で署の中へ入りエレベーターに乗り込んだ。
「本当に、なんなの?」
全力疾走し入院してたから体力が落ちたためエレベーターに座り込む
あんな取材人生で初めて…
「何でマスコミがこんなに来てるんですか?あと、リーダー、菜々子さん、秀星くん、康くんおはようございます!!」
本部に着くなり胡桃は質問した
「退院おめでとう。報道陣の多さに驚いただろうが原因はこれだ」
リーダーはリモコンを押しモニターを出した。
モニターに映し出されているのは、あの時の映像。胡桃と康がアルカナと戦っている時のだ。
必死に女性アナウンサーがヘリに乗りながらレポートしてるけど…というかあの時にヘリコプター飛んでたの??
「その他にも雑誌とかにも掲載されているの。命懸けに戦う二人…と見出しがされていて」
菜々子から渡された雑誌に胡桃が吃驚仰天したのも無理はない。なんか色々と好き勝手に書かれている…。
は?何これ
「どうして私と康くんが付き合ってることになってるんですか!?」
「それは、僕も知りたい」
胡桃よりも先に退院し復帰していた康。
「僕が胡桃を助けた時の瞬間をたまたま撮られたみたいで、それで付き合ってるって勝手に勘違いしたんじゃないかな?」
「勘違いも甚だらしいです」