特別課外刑事部 -五人の刑事-
さて、説明はこれまでにしよう、胡桃は本部に着くなり自分のデスクに着いた。
デスクにはアルカナについての資料が沢山置かれておりため息をついた。
これを一人でやれよっていうリーダーの容赦ない仕事量にたまに殺意を感じるけど、皆は朝からしているから何も言えない。
「昨日のアルカナについて調べたけど魔術師だったよ」
康は調べたデーターをリーダーだけでなく皆のパソコンに送った
「逆位置のアルカナでしたよね。人を無気力症にしていましたからね。あの元気溌剌な秀星くんが幽霊化していましたし」
「胡桃!その話をするなー!」
これは、昨日の夜の話。事件は起こった。
胡桃は家でドラマを見ていたけれど、いきなり号令がかかり、ドラマはとてもいいところだったんだけど指令通りにレムリアンモールというショッピングモールに行くと、大きいアルカナが空に浮かんでいた。
モールに買い物に来ていた人を次々に無気力にしていて、そのアルカナの攻撃に秀星が当たり秀星も無気力になり戦闘不可能、アルカナを倒さないといけない特課部がアルカナの攻撃を受けるとは本末転倒だ。
でもそう思っている暇などない。
アルカナには【タウ】という印みたいな部分があり、そこに上手いこと弾丸を当てればアルカナは消えて解決。無気力になった秀星も元に戻った。