お金持ちなんて大嫌い!
「え?」


上から降ってくるその声の主はやっぱり


「よ、よぉ」


桐谷楓……


私はヤツの姿を一目確認するとすぐ様違う方へと歩き出した。


「ちょっと待てよ」


「今日は一体なんなの?ってわわっっ」


私に白い紙袋をいきなり押し付けてきた。


「何これ……」


「やるよ。それ」


「は……だからなに……」


!?


中を確認するとそれはアップル柄の小さな箱。


この精密機械。




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