お金持ちなんて大嫌い!
「それ、やるから」
「ちょっと!これケータイじゃん!こんなのもらえないっっ!!」
「は?なんでだよ。素直に受け取ればいいだろ!欲しかったんだろ?」
「誰がいつ欲しいって言ったのよ!そんなこと言ってないでしょ。返す。これ」
そう言って私は白い紙袋を押し返す。
「なんだよ。お前。海翔からのは大人しく受け取ってたくせによ。何で俺からのは受け取れないんだよ」
それをまた私に押し返してくる桐谷。
九条から……って。
「あ、あれは……上履きだし。第一値段が違いすぎるでしょ。それに……」
明らかにイライラしている桐谷に対して私は目を逸らさなかった。
「これアンタのお金で買ったわけじゃないよね?」
「は?俺の金だよ」
「それはアンタがお父様からお小遣いとしてもらったお金で買ったものでしょ?そんなのアンタのお金じゃない。それはアンタのお父さんのお金だよ。そんなの親のスネかじって買ったもの貰えるわけないでしょ!」
私がちょうど白い紙袋をまた桐谷に返したところでタイミングよくチャイムが鳴った。
「ちょっと!これケータイじゃん!こんなのもらえないっっ!!」
「は?なんでだよ。素直に受け取ればいいだろ!欲しかったんだろ?」
「誰がいつ欲しいって言ったのよ!そんなこと言ってないでしょ。返す。これ」
そう言って私は白い紙袋を押し返す。
「なんだよ。お前。海翔からのは大人しく受け取ってたくせによ。何で俺からのは受け取れないんだよ」
それをまた私に押し返してくる桐谷。
九条から……って。
「あ、あれは……上履きだし。第一値段が違いすぎるでしょ。それに……」
明らかにイライラしている桐谷に対して私は目を逸らさなかった。
「これアンタのお金で買ったわけじゃないよね?」
「は?俺の金だよ」
「それはアンタがお父様からお小遣いとしてもらったお金で買ったものでしょ?そんなのアンタのお金じゃない。それはアンタのお父さんのお金だよ。そんなの親のスネかじって買ったもの貰えるわけないでしょ!」
私がちょうど白い紙袋をまた桐谷に返したところでタイミングよくチャイムが鳴った。