お金持ちなんて大嫌い!
!??


汗を拭いていた右腕を九条が掴んできた。


ードキッ


ドキドキ鳴り止まない私の心臓。


「く、九条……大丈夫?」


すると九条は少し掠れた声でこう言った。


「ありがとう……




綾乃……」


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