夢 ~愛する事を教えてくれた貴方へ~
"チャポン・・"
『う゛ぇぇぇぇ~い』
おっさんの様な声を出しながら
湯船に浸かる。
『それにしても・・・
おもしろかったな。楽しくなりそッ』
「桜~。早く出ちゃいなさい。」
リビングからお母さんの声が聞こえる。
『あの人、声でかいな』
一人で驚きながらも返事をする。
・・・・・・
『うっひょーーーッッ』
あたしは目を輝かせながらテーブルに並べられたご飯を見る。
『うへ、ハンバーグ・・・』
じゅるッ。とよだれをたらしながら椅子に座る。
『いただきまあ~すッ』
合掌してからハンバーグに手を出す。
『ハンバーグちゃんッハンバーグちゃんッ
貴方はあたしのお口の中へッ
ご招待~~』
作詞.作曲: 蒼井 桜
お母さんは
あたしを冷たい目で見ていた。