夢 ~愛する事を教えてくれた貴方へ~


とりあえずあたしは、寝る事にした。


・・・・・・


「・・ら!?」

ん?・・・

「桜!!」

『うぉッッ!!
花~。ど・・したの?』

「どうしたのじゃないよ、桜、何回起こしても
起きなかったんだよ・・・?
もう授業も終わったよ。」

『あ、ごめんごめんッ』

なんだろ、このモヤモヤは。
相変わらず、教室の後ろでは成松と萌が話している。

『まッ!いっか』

「え?どうしたの、急に」

花が心配そうに見てくる。

『んーんッ。なんでもなーいッ』

あたしは一人、廊下に出た。

『あ゛ーーッくっそ、
なんなんだよ、この気持ちはよッ!!!』

「恋・・・なんじゃない?」

後ろから、誰かの声がした。

『は?』

後ろを振り向くと・・・
誰だっけ・・・?

『どちら様?』

「なッ!?私の事を知らないなんてッ!!」

とか言って、相手は驚いている。

『いや、だって、知らねーんだから仕方ないじゃん。』

「・・私は、C組の、北条麗華よッ!」

『C組とか言われても、あたしA組だし・・・。』

ま、とにかく覚えとくか。

『んあ!?それよりッ!!』

あたしは北条麗華の肩をガシッ。とつかんだ。

「な、、なんなの、いきなり。」

なんなのじゃねぇ。

『何が・・・恋だ?』

「あぁ、その事。
貴方、成松君の事、好きでしょ。」

・・・・。
は・・・?何言ってんの、こいつ。

『ちょちょちょちょ、もっかい言ってみろ!』

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