夢 ~愛する事を教えてくれた貴方へ~
『やべぇ、死んじまうぜ・・・』
なんだかんだ言いながら、学校に着いた。
"ガラッ"
『ん~・・・。
花~、おはよ~』
「桜、おはよ。
今日も眠そうだね」
そう言うのは
友達の 小谷 花 。
すっご~~くかわいくて、
かわいくてかわいくて・・・。
とにかく、可愛いんだッ!!
『だりぃ・・・』
「桜・・・」
『んあ?』
横目で花を見る。
「もう少し、女の子らしくしなよ・・・。
桜、可愛いんだからさ?」
いえいえ、貴方、人の事言えないでしょ。
と言う言葉を飲み込み、
『十分女の子らしいじゃんよ』
ふっ。と鼻で笑う。
「はは・・・。
桜は、そのままが桜だね。」
『ん、そうだよ!
そうそう、そのままが一番って言うじゃんかあ。』