夢 ~愛する事を教えてくれた貴方へ~
『弁当が・・・ない・・・』
「え・・・」
『あ゛ぁ゛、くっそ。
腹立つ・・・』
さっきの事もくわえ、あたしは腹が立っていた。
あたしの目は・・・成松に。
『なーりーまーつ君ッ』
不気味に笑いながら成松に近づく。
「はい。」
あたしは成松が持っている。
おにぎりに目をむけ、
『なあ、あたし、弁当忘れちったんだよー。』
「はい・・・」
『うん、そうゆう事だからさあ・・・。
おにぎり一個くれッ』
あたしは成松の目を見る。
見るというか、睨む・・・。
「はい、いいですよ。どうぞ」
『ひゃっほーい。さんきゅッ、じゃ』
あたしはその場でおにぎりの封をあけ、
ゴミを成松の机に置いて、花の机まで戻った。
『花ーーッ。
成松がさあ、おにぎりくれたんだよッ』
「へぇ・・・
よかったね。」
『おう。
まじ、腹減りすぎて死ぬかと思ったッ』
30秒後・・・
『ごっそーさんッ』