真夜中の訪問者
「なんで無反応なんだ?何か言うことがあるだろ。」
『棗…。お久しぶり。』
「そうじゃなくて他には何か無いか?」
『なんで勝手にお茶なんて飲んでるの?』
家に行ったら茶くらい貰いたい。
「暇つぶし。今日は家にいるんだろうなって思って来たのに、いないからなぁ。」
『どこでも良いじゃない。後5ヶ月の命だし。楽しいことして過ごすくらい。』
「なかなか、言うなぁ。」
『で、何の用があってきたの?』