真夜中の訪問者




「棗を信用してるの。人の心が良くわかる人だと思うから…。」





棗の顔を見ると、ちょっと寂しそうな顔をしていた。




そして言った。




『じゃぁ、契約を始めよう。右手を出せ。』





そう言われて、右手を出した。




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