真夜中の訪問者




黙り込んで何も言わない私に棗は言う。





『亜理紗のせいじゃねぇぞ。俺の仲間のせいだ。』





「でも…。」






『それより、右手を差し出されたまま話しているのも変な気分だ。』





「ごめんなさい。」







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