真夜中の訪問者




――――――






『棗さん、棗さん!』





聞き覚えの無い声が聞こえる。







うっすら目を開けると…






真っ白な天井に、真っ白な布団。





仄かに香る消毒薬の匂い。






ぼんやりした意識でもわかった。






ここは病院だ…。








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