年の差400歳?!
帰り道に久しぶりに優のことを考えた。
最低だ、私。
今日の夕食は何にしよう。

家に帰って電気をつける。
チャイムを押してもドアは開かなかったから、幸村さんはまだいない。
鏡は私の洋服ダンスの上に置いた。
真ん中に綺麗に拭いて飾っておいた。
いつ幸村さんが来てもいいように。

野菜を切っていると
いつものようにガタッと音がした。
幸村さんが来たんだ。
7時。
今日は早いな。
「こんばんは、幸村さん。」
鍋を火にかけながら幸村さんに声をかける。

< 36 / 65 >

この作品をシェア

pagetop