年の差400歳？！

午後の授業の内容なんて
さっぱり覚えていない。

何度も優にメールをしたけど、返信が来ることはなかった。
話したい。
ちゃんと説明したい。

講義室を出ると
絢子が待っていた。
「絢子…。」
絢子ももうきっと知っているだろう。
「夏希、事情があるんでしょ？」
絢子…。
絢子は信じてくれようとしてるんだ。
ちゃんと話さなきゃ。

それから2人で近くのカフェに行き、絢子に幸村さんと起こった全てのことを話した。
絢子は最初は全く信じてくれなかったけど、信じようとはしてくれた。
「絢子…。ごめん、私どうしたら…。」
「夏希。謝るなら優くんにね。ちゃんと話して、ちゃんとお別れしてきな。あなたの好きな人はその幸村？って人なんでしょ？」
絢子はそう言って残っていたコーヒーを一気に飲んだ。
絢子ありがとう。
「明日、優と話すね。」