年の差400歳?!
「今更何だよ。」
「…別れるなら、ちゃんと終わらせよう?」
声が震える。
決意してきたつもりだけどいざとなると怖い。
「あの男誰?年上だよな。」
あの写真の話だ。
「あの人とは何も無いの。付き合っても無いし、あの人は私のこと異性として意識してないの!」
この言葉に嘘は無い。
幸村さんと私の間に恋愛はないのだ。
大体私が恋心を抱くことすら許されない相手かもしれないし。
「じゃあなんでお前と手を繋いでるんだよ。」
写真の中の私は幸村さんの手を引いて笑っていた。
「それは…。」
幸村さんが赤信号で交差点を渡るといけないから繋いでいただけで…。
なんて説明すれば良いのだろう。
「何も言えないじゃん。」
優が冷たく言い放つ。
「夏希。別れよう。もうこの話はやめよう、お互い辛いだけだ。」
「わかった。でも優、本当にあの人とは何も無いの。」
本当なの。
「信じるよ。夏希、今までありがとうな。じゃあ、またな。」
そう言って優は手を振って去っていった。
これで良かったの?
本当に良かったのかな?
その夜幸村さんと食べた料理はどれも味がしなかった。
「…別れるなら、ちゃんと終わらせよう?」
声が震える。
決意してきたつもりだけどいざとなると怖い。
「あの男誰?年上だよな。」
あの写真の話だ。
「あの人とは何も無いの。付き合っても無いし、あの人は私のこと異性として意識してないの!」
この言葉に嘘は無い。
幸村さんと私の間に恋愛はないのだ。
大体私が恋心を抱くことすら許されない相手かもしれないし。
「じゃあなんでお前と手を繋いでるんだよ。」
写真の中の私は幸村さんの手を引いて笑っていた。
「それは…。」
幸村さんが赤信号で交差点を渡るといけないから繋いでいただけで…。
なんて説明すれば良いのだろう。
「何も言えないじゃん。」
優が冷たく言い放つ。
「夏希。別れよう。もうこの話はやめよう、お互い辛いだけだ。」
「わかった。でも優、本当にあの人とは何も無いの。」
本当なの。
「信じるよ。夏希、今までありがとうな。じゃあ、またな。」
そう言って優は手を振って去っていった。
これで良かったの?
本当に良かったのかな?
その夜幸村さんと食べた料理はどれも味がしなかった。