10年前の約束。
「で、彼女は?」
「いたらここで飯食ってねーよ。」
「はは、そっか。確かに。」
それから私たちはくだらない話をして過ごした。
「あ、凛音連絡先教えろよ。
何かと不便だろ。」
「あ、そうだね。」
私たちは連絡先を交換した。
「じゃあ俺そろそろ帰るわ。」
「えー、もう?」
「……………女が一人ん時に男あげてるなんて
イメージダウンだろ。」
なんだ、私のためか。
……………優しいね、やっぱり。
「じゃあまた明日ね。」
「はいはい。7時だっけな。」
「お待ちしてます!!」
私がそういうと優希は帰っていった。