10年前の約束。



「優希、放課後学校でもいい?今日。」


「どこでもいーよ。」


「じゃあ学校ね。

音楽室でお願いします。」


「はいはい。」


私は優希との時間が楽しくて削りたくなくて

あんなに待ってたお兄ちゃんに似た大貴くんより

私は優希との時間の方が大事になっていたんだ。


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