ぬいぐるみ
『お姉ちゃん!悲しい事があったならマー君あげる!』
『え・・・いいよ・・・だってそれは宝物でしょ?』

幼い私は少し考えてから、また笑顔で私にマー君を差し出した。


『ううん・・・あたちじゃマー君を大切に出来ないの・・・・。だから・・・ね。』


渡されたマー君はもう既にボロボロで汚かったけど・・・私はそれを大事に大事に抱き締めた。そして、幼い私に微笑んだ。
そして私は・・・・・・・・・・・













































マー君と一緒に死の世界へと歩いていった・・・・・。
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