迷宮ハート


『あ、碧か?』


「兄さんか?」


『碧さ、ちょっと早く帰ってきてくんない?親父がクソウザ・・・けぇ~んしくぅ~ん♥・・・。』


親父の声が電話の向こうからうっすらと聞こえた。


「・・・。」


『・・・んな風にだ。なんでも良いから早く帰って来い!!分かったな!!じゃ!!』


「待っ・・・!!」



もう少し美隼と居たいんだけど・・・。
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