オレンジライト〜明るい日々へ〜



「違う。警察の方は、俺と水野と高木にしか話せないと言っていた。これは、俺たち3人か警察か犯人しか知り得ない情報だ。」


藤沢先生が言った。



「まさか、橋本先生…。」




水野先生が恐る恐る聞く。




「ふっふっ、口が滑っちゃったなー。失敗だ。そうだよ、俺が犯人ですよ。」



橋本先生はついに白状した。


3人は言葉が出なかった。



「お前、どうして?」



藤沢先生が聞いた。



その時、私はスタッフステーションの異変に気づき、行ってみた。



「どうかしたんですか?」



私が聞く。



「舞梨奈ちゃん来ちゃだめ!」



麻衣さんが少し叫んだ。


「え…。」



私は何があったのか分からなかった。



橋本先生はポケットから、刃物を取りだした。


「動くな。」


刃先を私に向け、低い声で私を脅す橋本先生。




「先生。」



私が驚く。





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