オレンジライト〜明るい日々へ〜
そう私は、度重なるたくさんの疲労から体調をくずし、熱を出してしまったんだ。
病室。
私の呼吸は荒いまま。
麻衣さんが様子を見に来た。
私の汗を拭いてくれる。
「もうすぐで点滴終わるからね。」
熱にうなされてる中で、麻衣さんの声が微かに聞こえる。
それから2日経ち、面会謝絶の期間が終わった。
涼也やお兄ちゃん、幼なじみのみんなや琴音さんたちにも会えることができるのに、私の熱は下がらなかった。
水野先生が私の様子を見に来た。
そして、お兄ちゃんが早速面会に来てくれた。
「こんにちは。」
「こんにちは。……舞梨奈。」
「3日前から高熱が続いてるの。数日前にはめまいも起こしてて、疲労が度重なって体調くずしたんだと思う。」
水野先生が説明した。
「そんな。」
「今は呼吸が不安定だけど、血液検査には何も異常はみられなかったし、もう少し時間が経てば落ち着いてくるはず。」
水野先生はそう言った。