オレンジライト〜明るい日々へ〜
「舞梨奈はいつでも食べられるだろ。今日は涼也からのリクエスト!」
「じゃあ…ロールキャベツ!」
「結局一緒じゃん。」
お兄ちゃんがつっこむと、3人が笑いあった。
そして、家に帰る。
玄関を過ぎた時、目の前がくらくらしてふらつく私。
「舞梨奈。」
涼也が私の肩を持ち、支えてくれた。
「舞梨奈、大丈夫?」
お兄ちゃんが心配する。
「うん。」
「退院して間もないのに、走り続けてたから、体がびっくりしたんだろ。ごめんな。」
涼也が申し訳なく言った。
「ううん。」
「今日はしっかり休めよ。」
お兄ちゃんは優しく言ってくれた。
私はうなずいた。
今日は大学もバイトも休むことにした。
1時間後には、お兄ちゃんは仕事へ、涼也は大学へ行った。
夜。
お兄ちゃんと涼也が帰ってきた。
「「ただいま。」」
「おかえり。」